Restaurant L’aube (レストラン ローブ) @ 赤羽橋

イントロ

響きあう物語のはじまり。

「L’aube(ローブ)」とは、始まりや夜明け、
誕生を表すフランス語です。

自然が創造した美しさと、人が創造した美しさの
絶妙なハーモニーを生み出すこと。

《その瞬間にしか存在しない美味しさ》を
創りつづけること。

ここから私達の物語が始まる。そんな想いを込めて
「 L’aube(ローブ)」と名付けました。

生産者のこだわり、その風景、季節の移ろい、
日本とフランスの食文化が響き合う、
新たな美味しさ、愉しさ、心地よさと、
それらが誕生する美しい瞬間をお届けしていきます。』
(公式ウェブサイトより。https://www.restaurant-laube.com/)

師走の暮れ。少し遅めのクリスマスディナーにちょっといいフレンチを。

赤羽橋から徒歩数分、開けた階段からマンションの2階へ上るとシックな空間が広がります。

パティシエの女性の笑顔に迎えられ、温かい気持ちに包まれながら席へ。

さて、今日はどんな時間を過ごせるでしょうか。

アミューズ

ウェルカムドリンク。愛媛みかんのジュース。ほどよく甘く、ただ、確かにみかんの美味しい味が舌を滑ります。こういう甘すぎない、立ち居振る舞いのきちんとした果実の甘みってほんと好みです。

続いて、シャンパーニュ(右前の初老のおじさんが若くてきれいな女性口説いてるのみてて写真撮り忘れた、笑)。ピノ・ノワール主体、少しタニックでふくよかな口当たり、色もほんのりバラ色。泡はシルキーでなかなかタイプな感じのシャンパーニュ。

鎌倉野菜のサラダ。こちらは美味しかったのですが特に印象に残ってません。

ワカサギをジャガイモのペーストで巻いて揚げたもの。下の緑の平たいのは、海苔のチップスにトリュフ塩をまぶしたもの。ワカサギはナッツとスパイスのペーストと一緒にいただくのですが、ペーストはカレー風味で付けない方が個人的には好きでした。海苔チップス、よかったのですが海苔の味はいいのにトリュフの主張が強くて個人的にはちょっと好みでなかったです。チップスと粉っぽい塩だけでよかったな。。。

前菜

フォアグラと柿。地味だけど素敵。黒木華みたいな一皿ですね(決して黒木華さんをけなすニュアンスではありません、笑)。フォアグラにちょっと渋みのある甘い果実は反則な組み合わせです。もったいなくてちびちび食べてしまいました、笑 柿はあくまで控え目にフォアグラの1歩後ろをついてくる感じです。天皇の料理番の黒木華ですね。

ハンガリーのトカイの白。フルミントです。トカイといえば貴腐ワインというイメージだったのですが、酸味が強め、かつ、輪郭がはっきりした味わいでなかなか好きなワインでした。

ブリオッシュ。どストライク。ホカホカ、しっとり、バターしっかり。毎朝食べたし。

ブーダンブランに卵。もともとは卵ではなく貝のカキが入っている一皿なのですが、私はカキがあまり好きではないので卵にチェンジしてもらいました。この季節の定番黒トリュフをこれでもか!!ってくらい目の前で削ってくれます。濃厚なサバヨンソース(卵黄と白ワインorシャンパーニュのソース)と卵の黄身のトロトロうまうま感に悶絶。旨味と塩味のはっきりとした主張とトリュフの香りの三重奏。

南アフリカはケープタウンの白。セミヨン。どしっとしたしっかり目の口当たり、かつ、スパイシーな余韻がきちんとお皿とペアになっておりました。それにしてもCape of Good Hope → 喜望峰って日本語のネーミングセンスいいっすね。

魚料理

天草のヒラスズキに元寇という佐賀の柑橘類の皮を削ったもの。柑橘系のとてもよい香り。良家の育ちの爽やか系のおねーさんみたいです。元寇が来た時に伝わったそうな。。。へーと思いつつ、料理はあまり印象に残りませんでした。

オーストリアのツィルベグという土地の白。ソービニヨンブラン。ミネラリーで魚との相性は花丸。

野菜料理

鎌倉の冬蕪と鴨のブイヨンと野菜のスープ(スープはアミューズ用の小さなカップに分けて出されます)。隣のにーちゃんがワインに詳しいのか詳しくないのかよくわからない感じでサービスの方とやり取りしてて、ソムリエがそこに絶妙に配慮した対応をしてたので、ちらちら見てたら写真撮り忘れた、、、笑 何かお付き合いしてないけど、男性が女性の誕生祝いに連れてきてたみたいで、何ともほほえましい美男美女。女性もまんざらでもない感じだったのでよかったね。

蕪はブレゼ(弱火で蒸し煮)されており、蕪そのものの滋味深さが何とも好印象でした。食感はおでんの大根より、さらに軟らかいです。鴨のスープは割と濃い目なのですが、蕪にかけて食べると蕪の煮汁で薄まって、なんか少し中途半端な味な気がしました。スープは最初そのまま飲んで、途中で蕪にかけて食べてみてといわれたんですけどねー。

ドイツのバーデンという地域の赤。ピノノワール。凝縮感があり、程よくタニックで非常に口当たりがよかったです。こちらは鴨のスープと合わせてのペアリングでしたが、鴨の濃厚な旨味をキチンと受け止める度量のある一杯。

肉料理

蝦夷鹿とカカオのソース、原木シイタケ、(奥にちらっと見えてる)パイは蝦夷鹿のラグー(小さく固形にして肉を煮込んだもの)入り。この季節お約束の黒トリュフもかかっています。蝦夷鹿は適切な分量の塩、適格な火入れで調理されておりこれだけでも十分に美味。カカオのソース(蝦夷鹿の肉汁も入ってる)は最初甘いのですが、余韻にカカオの苦みあり。蝦夷鹿につけて食べると鹿肉がイメチェンします。もうちょっとポーションくれてもいいですよ?あるいは、おかわり、といいたくなる一皿。後、パイも旨味と甘みのある、いい意味で少しぱさぱさした繊維状のひき肉が詰まっておりこちらも秀逸。マカロン屋の陳列の0.5割くらいはこういうパイ置けばいいのに。

スペインの赤。こちらはボディが結構強め。果実感が強く、スモーキーな余韻。こちらは肉と合わせるなら鉄板やん!というような王道なペアリング。何事も基本に忠実、王道をキチンと歩めるものは強いですね。ペアリング全般に納得感があるなー。

アヴァン デセール

リンゴをサフランでマリネしたものとトロンテスワイン(アルゼンチンの代表的なブドウ品種のワイン)のソルベ。リンゴは薄く層になるよう巻かれており、中心部分にはしっとりして、繊細な味のクリームチーズが隠れています。リンゴとクリームチーズを一緒にほうばるのが好みでした。いや、りんごの酸味とクリームの上品な甘みが素敵でして。案外初恋の味ってこんな味な気が。レモンとちゃう、この甘酸っぱい感じはリンゴとクリームチーズや!

デセール

木の実とミルク。冬の情景。素敵なプレゼンテーション。

パティシエの方のこのセンス好きです。手前左のケーキみたいなのはホワイトチョコのムース、手前の丸いのはティラミス、右はミルクジャムのアイス。葉っぱはサツマイモチップス、その下にピーカンナッツのロシェ(チョコレートコーティング)、枝はカダイフという中東の伝統的なお菓子にカラメルを塗って作ったみたいです。奥は左からチャイとプラリネのケーキとマルサラ(イタリアはシチリア島のアルコール度数の高いワイン)のアイス。

全部食べられます、笑 しかも奥に進むほど味が濃くなる凝りようです。こんなふわふわで上品なティラミスはじめてや!って感じでうれしかったのですが、サツマイモチップスにトリュフオイルがかかっており、食べると強烈なトリュフの香りに襲われます。。。これはトゥーマッチ。。。悪い意味で悶絶しちゃいます。前方のポーション食べて、チップスはさんじゃったので、奥のポーションとの味のグラデーションが全くわかりませんでした、、、笑

ミニャルディーズ & コーヒー

宝石という名のチョコ。奥からマロン、ピスタチオ、ラム酒&コーヒー、マティーニのセットが2セット並んでます。女子ウケ間違いなしのプレゼンテーション。選んでもいいし、全部でも、とのことなので当然すべていただきます、笑

ほんとに宝石箱に入ってでてきます、笑 個人的にはピスタチオが一番好きでした。が、まあ、チョコでした、笑

コーヒー。コーヒーカップが素敵。浅煎りの酸味があるちょっと薄めのコーヒー。香りはよかったのでキチンと鮮度のよい豆で入れてサーブしてくれているようです。これは不味い、ではなく完全に好みの問題で美味しいコーヒーだと思います。まあ、私はもうちょっと苦くて濃いのが飲みたいのですが、、、笑

今日はこれでごちそうさま。

総評

料理の味、料理のプレゼンテーション、コースを通したストーリー、ワインペアリング、店の雰囲気全てが平均のかなり上を行ってるレストランに間違いありません。ファインレストラン。この料理また食べにいきたいな、というものがあればなおよしです。後は、料理をサーブするテンポが悪く、楽しく談笑してても、遅いなぁ、と思うことが3回ほどありました。そこに関しても、改善の余地があるのかなと思います。でも、料理とお酒だけにフォーカスするとこれで1人2万円は食後感いいですね。

個人的に味の方向性が自分の好みと少し違うかな?と思うことはちょこちょこあったのですが、季節を変えてもう一度訪れてみたくなるような、そんなお店でした。

デート使い

予算が許せば記念日使いには圧倒的な威力を発揮するお店です。料理美味しい、料理も空間も見た目がお洒落、センスいい、流行りもの好きにはミシュランの星とってるとも言えるしね。

後、深い仲になってなくても、女性がこういう場にそこまで慣れてなければ、雰囲気の力でうっとりさせられる確率が上がるかもしれないと思う。そんな可能性を感じるお店でした。どうでもいいですが隣の美男美女はきっといい夜を過ごしたと思います、笑

■予算
40,000円(2人分)
Dinner Harmonie × 2
ワインペアリング × 2 (1人6杯ずつ)
ミネラルウォーター

■参考メニュー
Dinner L’aube (料理5皿、デザート2皿、グラスワイン6杯、水) 20,000
Dinner L’aube (Short Course:料理4皿、デザート1皿、グラスワイン5杯、水) 16,000
Dinner Harmonie (料理5皿、デザート2皿) 9,000
Dinner Harmonie (Short Course:料理4皿、デザート1皿) 7,000
Lunch Harmonie (料理4皿、デザート1皿) 5,000

https://www.restaurant-laube.com/#menu

■内観
カウンター:なし
照明:やや暗い
静かさ:やや静か
店員との距離:やや遠い
服装:カジュアルOK(ハーフパンツ、サンダルはNG)
トイレ:きれい

■公式ホームページ
https://www.restaurant-laube.com/

■食べログ
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130702/13198413/

■私の食べログ評価
夜総合点★★★☆☆ 3.5

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