Restaurant Ryuzu (レストラン リューズ) @ 六本木

イントロ

『移りゆく季節を彩るもの

その瞬間にしか本当の表情を見せない食材たち

手の及ばぬところで豊かに育まれるもの

その一つ一つに最大限の敬意を払い、丁寧に仕立てられた料理を

今度は時間を忘れて ゆったりと楽しんでいただく

そんな様々な時の流れを 紡ぐ上質な空間を創りたい

その思いを胸に 私どもの店には、腕時計にさりげなく

でも大切な役割を担う「リューズ」と名付けました

外光が優しく注ぐ店内で 束の間の非日常を感じていただければ幸いです』
(公式ウェブサイトより。http://www.restaurant-ryuzu.com/concept.php)

師走もそろそろおしまい。年末の際の際まで仕事ですが今日は息抜きに昼からフレンチへ。

今年はこれで食べ納めなので美味しいといいな。

アミューズ

まずはシャンパーニュで乾杯。連れは白から。シャンパーニュはピノノワール主体。果実味とクリアな酸、そして、リンゴの香り。ああ、美味しい。

菊芋のポタージュとオリーブのマドレーヌ。ポタージュはオリーブオイルのアクセントが効いてて〇。

パン。これめちゃんこ美味しかった!何でもルクセンブルクのパン屋から7割できたものを取り寄せて、残りの工程をレストラン内でやっているそう。個人的には、表面がハードなパンってあまり好みではなかったのですがこのパンは表面がバリバリ。食べるとほんとにバリバリいいます。自分の好みのベクトルを変えるパンでした。

連れは私が1切れしか食べてないのに残り全部食べて、さらにおかわりしてました、笑 君、俺より10㎝くらい身長低いのにどこに入ったのそれ?笑 料理もばっちり完食してました。彼女の名誉のためにいっておくとデブではなくどちらかというとスレンダーですよ。どうでもいいですね、はい。

前菜

カリフラワーのムースと松葉ガニのエフィロッシェ(細かくほぐしたもの)。カリフラワーのムース、松葉ガニのムース、松葉ガニの身の三層構造。松葉ガニの部分だけでも旨味と塩味で十分美味しい。ただ、カリフラワーのムースの滑らかさとクリーミーな感じが料理をより高次な次元に導いています。ぐぬぬ、旨い。

ドイツのラインガウ地方の白。リースリング。ミネラル全開でくっきりクリアな輪郭。
松葉ガニのお皿へのペアリングです。松葉ガニとカリフラワーのムースの塩分とミネラリーなワインのペアリングはばっちりでしたよ。

連れは帰ったら、このワイン買うそうです、笑 自分の飲みほして、私のワインまで狙ってます、笑 仕事の息抜きなのにここでまで戦わないと駄目ですか??もう一杯頼めし!

アオリイカとブロッコリー入りのフレゴラ(クスクスのような見た目のパスタ)とチョリソのソース。これは美味しかったけど、そこまでの目新しさはなし。チョリソは甘みもあり、イカを噛んだときに出る甘みともマッチしてました。

オーストラリアはエデンバレーのオレンジ。オレンジワインは白ブドウを黒ブドウ(赤ワインに使うブドウ)の製法でワインにしたもの。白ワインは種とか皮を途中で取り除くけど、取り除かずに作るとオレンジワインになるそうな。初めて飲んだけど、凄くタニック、かつ、ミネラル感のある不思議なワインでした。

フォアグラのソテーとセップ茸のラヴィオリ、栗の実、を栗のソースで。香りには黒トリュフのアクセントも。よくある甘みのある実とフォアグラの組み合わせ。先日のローブの柿とフォアグラとは、また違うテイスト。フォアグラは塩分多めだけど、栗のクリーミーで甘いソースと見事に調和。個性は違うけど、同じ方向を見て走ってます。何か突き抜けた料理はないけど、安定感半端ないっす。大迫半端ねぇっす。

因みに、岡崎とは試合したことある。どうでもいいですね、はい。

ラングドックの白。ヴィオニエ。これめっちゃ好みでした。因みに、後で調べたら2000円代なり。ハウスワインとして常備しようかしら。。。ふくよかな感じで、辛いのがフォアグラと栗の甘さとフォアグラの塩味を包みこむような印象です。

魚料理

スズキのポワレ、焦がしバターのソース。アクセントに黒コショウの塩漬け。何とも王道な魚料理ですが、王道は正義。本日のベストディッシュです。ポワレの塩加減に、こってり濃厚な焦がしバターソース、そして黒コショウの品のある辛さ。塩漬けにするとコショウの辛さが丸くなるとのこと。ただのシーズニングと思うことなかれ。こいつは、ダークナイトのヒース・レジャー、セッションのJ.K.シモンズくらい重要な助演男優である。

シャトーヌフ・デュ・パプ(フランス南ローヌ)の白。グルナッシュとルーサンヌ。シャトーヌフ・デュ・パプってどっしりした重めの白が多かった印象だけど、これはきりっとしてましたね。醤油顔かと思ったら、塩顔出てきた感じ。でも、その方がスズキさんとお似合いですよね。

肉料理

サーロインステーキと能登半島の季節の野菜。もう、ここまで来たら何も心配してないけど火入れも塩加減も完璧。噛むと溢れる肉汁。これもまた王道の美味しさ。後、忘れてはいけないのがサイドの野菜。これもかなりきちんと調理されてて、食感も素材の味も味付けもパーフェクト。こういうレストランのサイドは美味しく調理されてて当然だけど、これは軽くK点越え。

ボルドーの赤。メルロー主体。かなりの果実の凝縮感、かつ、エレガント。肉料理には、これだといった味わい。若干スモーキーで、濃厚なベリー系のジャムの残り香。やっべぇぞ!

アヴァン デセール

ミルクのムース、キャラメルのアイス、紅マドンナ。甘さ控えめ。紅マドンナ最高。みかん好きなら、せとか、はやか、紅マドンナは食べなきゃ嘘。これを国民全員が3時のおやつに食べたら、犯罪率が5%くらい低下しそうな気がする。

デセール

洋ナシ、洋ナシゼリー、ホワイトチョコのムース、ヨーグルトのソルベにピスタチオの焼き菓子。白鷺城みたいな風貌。天守閣のピスタチオの焼き菓子がめちゃんこ美味い。目指せ犯罪率10%減。

ミニャルディーズ & コーヒー

温州みかんのグミ、リューズのチョコ、紅茶のパウンドケーキ(中にくるみとイチジク)。うーん、こいつらは普通。特に、印象なしです。

コーヒー。ちゃんと濃くて苦いのが出てきました。好きなタイプのコーヒーです。

今日もごちそうさまでした。

総評

何か美味しかったけど特に主張のある料理なかったな、というのが最初の食後感だったのですが、こうして記事にしてみるとどのお皿も完成度が高く、主張がないけど隙もないといった感じで納得感が強いです。コーエン兄弟の映画みたいに尖ってないけど、スピルバーグ的な王道の良さがあるといった感じでしょうか。これはスペシャリテの「椎茸のタルト仕立て」もいただきにいかねばなりませんね。

ポーションは多めなので、全部食べるとメインの前に息切れするかもしれません。ちょっと残しながら食べるのが良い人もいるかも。特に、私の連れ以外の女性。

サービスに関して言及しておくと、サーブのテンポや客との距離感、抜群です。きちんとサービスとキッチンの連携が取れてます。料理が終わって、次のワインの説明を受けて、ワインをしばし楽しんだ、と思ったタイミングで料理がサーブされてきます。まあ、サービスの人員は多かったのですが、そこまでサービスに気を遣えてるのもこのレストランの強さでしょう。しいて言うと、客があまりにぱしゃぱしゃ写真とってて、音がたまにそこかしこから聞こえてくるので、その辺りの客の躾もしっかりした方がレストランの雰囲気が良くなるかと思います。

デート使い

高級レストランの装いですが、サービスもフランクで、カウンターだと調理風景やソムリエとの会話も楽しみながら食事できます。一見記念日にちゃんとしたデートを楽しみに行く店に見えますが、深い仲になる前に女性を口説く用途にも適した隠れた名店といえるでしょう。ワインペアリング付きのショートコースのディナーをカウンターで、なんていいんじゃないでしょうか。お腹はそこそこ膨れて、かつ、いい感じに酔えますしね。

ここで雰囲気が出来上がらなかったら1ブロック隣のカフェ マーサーブランチにつなぐこともできます。ここは料理は普通だけど、とにかくムーディー。

■予算
40,000 (2名分)

■オーダー
年末年始ランチ 10,000 × 2
ワンペアリング 8,000 × 1
グラスワイン × 5
ミネラルウォーター × 1

■参考メニュー
http://www.restaurant-ryuzu.com/menu.php

■内観
カウンター:5席
照明:やや明るい
静かさ:ややうるさい
店員との距離:やや近い
服装:カジュアルOK
トイレ:きれい

■公式ホームページ
http://www.restaurant-ryuzu.com/pc_index.php

■食べログ
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13122126/

■私の食べログ評価
昼総合点★★★★ 4.0

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